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京友禅サリー

インドの女性は、サリーと呼ばれる1枚の長い布をたくみに体にまきつけ、美しい民族衣装に仕上げます。サンスクリット語で「細長い布」を意味する言葉である「サリー」はインド人女性の誇りであり、インドの豊かな多様性を示す象徴的な存在です。そんなサリーに、鮮やかな色彩が美しい京都の雅な文化が生み育てた京友禅を掛け合わせたものが京友禅サリーです。
四角い布を身にまとうという意味では日本の着物と似ていますが、「前身頃」にメインの図柄がくる着物と違い、ドレープをつけて左肩にかけた「後ろ姿」に華やかなポイントが出るように図柄が描かれます。

"Kyoto Yuzen Sarees" show video 

京友禅サリーの魅力をショー形式で紹介する映像です。

- 特別協力: Mrs. Miho Sakata Malhan
- 企画制作: 京都工芸染匠協同組合
- 後援:京都府

A1 「色紙チラシ」
 

Produced by タケハナ染匠
 

地色は二色で暈し、全体に散りばめた色紙には金彩で有職文様を施している。

A2 「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(写し)」

 

Produced by 中川正商店

葛飾北斎の名所浮世絵揃物の「神奈川沖浪裏」を糸目友禅で表現している。

A3 「雪輪に百華」

Produced by 関谷染色

地色は大胆な2色暈し、雪輪に百華を配している。

A4 「庭に楓」

 

Produced by に志山染匠
 

友禅染の技法のひとつ「無線友禅」の熟練の技で、庭の古木楓を描いている。

A5 「隠れ蓑に宝尽くし」

 

Produced by 成謙工房

繊細な手描友禅で「宝尽くし」のモチーフを散らす。図案のメインには「隠れ蓑」を描いており、「隠れ蓑」は姿を隠す道具であることから、病や災難から身を隠してくれるという意味を持つ。

A6 「桜花」
 

Produced by 染匠市川

 

中央に色とりどりの友禅桜が配され、縁取りの鮮やかな緑と金の桜が対照をなしている。

A7 「八重桜」
 

Produced by 木村染匠
 

力強い線でカラフルに描いた八重桜が一面に咲く、華麗豪華な作品に。

A8 「枝桜」
 

Produced by 白木染匠
 

枝桜のしなやかな花姿を、優しい色使いと流麗な線で描く。

A9 「群鶴に観世水(流水文様)」

 

Produced by 藤理工芸

 

琳派を代表する鳥のひとつである鶴を描いた作品。カラフルな「観世水」(流水文様)ととも躍動感ある鶴の群を描いた。

A10 「八重桜に楓」

 

Produced by 京染せい山

全面に白い八重の桜花を描き、バックに赤い楓の木々を配する。

B1 「菱に源氏香」

 

Produced by 絹菱
 

大胆な菱文様をベースに、幾何学的な源氏香のモチーフを配してリズミカルに描いている。源氏香は、香道の楽しみ方のひとつである。

B2 「線上げ花」

 

Produced by コマサン
 

洋花的な花を線上げでシャレ感を出す。線上げとは、挿し友禅をせずに糸目糊の線を生かして模様を染上げる友禅の染色技法の一つ。

B3 「雲取り雪輪」

 

Produced by 富宏染工

 

雲取りに雪輪を配し、その中に雅やかな御殿模様を描く。

B4 「雉に百華」
 

Produced by 染の利へ以

 

素描による力のあるタッチで表現した番凩の雉。

B5 「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(素描写し)」

 

Produced by 室染織
 

葛飾北斎の名所浮世絵揃物の「神奈川沖浪裏」を、素描による力のあるタッチで、波を大胆に力強く描く。

B6 「桜花弁散し」

 

Produced by 結キモノ制作所

 

桜花の花びらを線上げで散らす。線上げとは、挿し友禅をせずに糸目糊の線を生かして模様を染上げる友禅の染色技法の一つ。

B7 「雲取り暈し」

 

Produced by に志山染匠

 

雲取り暈しを、友禅染の技法のひとつ「無線友禅」で表現する。

B8 「熨斗と百華」

Produced by 木村染匠
 

手描友禅による可愛らしい熨斗目柄、そのまわりに桜、梅、牡丹の花々を散らしている。

B9 「暈しペイズリー」

 

Produced by 喜々~KIKI~

 

多色の縦暈し染めの生地にペイズリー柄を描く。

B10 「道長更紗」

 

Produced by いち川
 

中央に流水を思わせる暈しを施し、更紗を描く。

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